姫路の離島地区・家島で11月13日、島に住む「おばちゃん」の指導で魚の料理教室を体験できるイベント「料理教室いえしま」が開催される。主催は「いえしまコンシェルジュ」（姫路市家島町宮、TEL 090-2048-5663）。

「島のおばちゃん」らが魚料理を指導

　島へ移住して「いえしま案内人（コンシェルジュ）」を名乗り観光コーディネーターを務める中西和也さん（同）が主催する同イベント。島内にあるNPO法人「いえしま」の女性らから教室開催の申し出を受け企画した。

　家島は、姫路沖約20キロの播磨灘に浮かぶ離島。大小40余りの島々で構成する家島諸島の中核を成す島で、漁業をはじめ海運業や採石業でも栄えた歴史を背景に独特の風物や人情が残る。姫路港からの所要時間は高速船で40分ほど。運航回数も週末で17往復と比較的アクセスが容易なことから「日帰りで行ける離島」として売り出し、観光客の誘致に努める。

　当日は、姫路港発9時50分の高速船で参加者を受け入れ、料理教室を実施。「おばちゃん」らの指導で旬の魚・アジをさばいて刺し身やフライに調理してもらう。昼食として試食後は、島内散策ツアーを実施。中西さんの案内で「島あるき」も楽しめる。散策後は島内の宮港で自由解散。同港発14時20分の高速船に乗船可能で、日帰りでは、同港発19時50分の最終便まで島内に滞在できる。

　「料理教室は、島外で開催して人気を博したアクティビティの一つ。ハードルは至って低く、堅苦しさはない。おばちゃんらと会話を楽しみ、旬の魚を味わい、島内を観光できるというまさに『おいしい』イベント」と中西さん。「島ならではのゆったりとした時間を過ごしてもらうとともに、おばちゃんらの笑顔と元気を受け取りに島を訪ねてほしい」と参加を呼び掛ける。

　参加費は4,000円（高速船運賃は別途）。エプロンの持参が必要。詳しくはホームページで確認できる。