JR西日本が現在、忘れ物の傘を再利用して販売する実証実験を姫路駅周辺の郵便局や銀行、ホテルなど9施設で行っている。。
街のサービス施設にセルフ販売ラックを設置(写真提供:PRTIMES)
駅構内や列車内の忘れ物として届けられ、保管期間を過ぎても持ち主が判明しなかった傘のうち、引き続き使える物を検品し、持ち手部分を除菌して販売する。
販売場所は、姫路郵便局、姫路将軍橋郵便局、りそな銀行姫路支店、みなと銀行姫路支店、リッチモンドホテル姫路、姫路情報システム専門学校、三木美術館など、姫路駅周辺の9施設。各施設にセルフ販売ラックを設置する。
販売する傘は、雨傘、晴雨兼用傘など。価格は傘の種類や状態に応じて199円~1,999円。ラックに掲示したQRコードを読み取り、PayPayまたはクレジットカードで決済する。
JR西日本によると、近畿エリアでは年間10万本以上の傘が忘れ物として届けられ、そのうち8割以上が持ち主に返還できず、処分しているという。同社によると、傘1本を再利用することで二酸化炭素約692グラムの削減につながるという。
実証実験では、姫路情報システム専門学校との連携も行った。同校の学生を対象に、販売ラックに掲示するポスターのデザインを募集。応募12点から3点を選び、JR西日本と同校が編集した上で、各施設の販売ラックに掲示している。
今後は、学生らを対象に鉄道をテーマにした傘のデザインを募る「てつ傘アートコンペ」を行い、選ばれたデザインを施したリユース傘の販売を予定する。施設や企業向けに、雨傘や日傘を一括で貸し出すレンタルサービスの検討も進める。
11月30日まで。