JR姫路駅の高架化完了-播但線ホームでテープカット・出発式

高架化完了でJR姫路駅付近南北平面通路開通記念式典が行われた西側自由通路。

高架化完了でJR姫路駅付近南北平面通路開通記念式典が行われた西側自由通路。

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 JR姫路駅の高架化事業が12月22日、姫新線と播但線の高架切替えをもって完了した。

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 高架化が完了した播但線ホームでは、県知事、市長らが参加の下、テープカットや出発式が行われ、福崎行きの特別列車「銀の馬車道」を見送った。同事業の完了に併せて、駅中央コンコースと西側自由通路が開通し、歩行者が南北を平面で移動できるようなった。同4日にソフトオープンした商業施設「プリエ姫路」もグランドオープンするなど、駅周辺では複数の記念式典やパレードなどが行われた。

 基本構想から約35年、事業認可から約20年の歳月をかけて進められてきた同事業は、兵庫県が中心となって姫路市やJR西日本の協力により進められてきた。2006年には山陽本線の高架化が完了した。今後は旧軌道やホームの撤去を行って、内環状線などの車道を確保するなど姫路駅周辺の整備事業が本格的に進められるという。駅前広場の完成を最優先に約8年後にはすべての工事が完了する予定。

 同事業の完了で、中央改札が移動したことについて、通勤で中央改札を毎日利用していた森周一さんは、「便利になっていくのはありがたいが、毎日利用していた改札が無くなると少し寂しくも感じる」と慣れ親しんだ改札の思い出を振り返った。

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