美容室「LIGHT YEAR （ライトイヤー）」（姫路市白銀町、TEL 079-222-9977）が7月7日から、ウィッグに使う髪の寄付を求める「ヘアドネーション賛同特別企画 第2弾」を開催する。

ヘアドネーションのために髪を伸ばし続けた小学生

　夏休み期間に合わせて開催する同イベント。ヘアドネーションは、小児がんや先天性の脱毛症などで頭髪を失った子どもに、寄付を受けた髪でウィッグ（＝かつら）を作り提供する活動を指す。日本での活動は2009（平成21）年ごろに始まった。同店は、寄付を受けた髪で作ったウィッグを18歳以下の子どもに無償提供する活動に取り組むNPO法人「HERO」（仙台市）の賛同美容室として、同活動に参加してきた。

　店主の松海敦子さんは「ヘアドネーションについては、昨年の夏休み期間のコロナでの外出自粛中に、質問が多く寄せられた。社会貢献したいという気持ちに応えたくて昨年8月、初めて開催した」と話す。「今年は『ウィッグが欲しい』という子どもの願いを少しでも早くかなえたいと、七夕からスタートすることに決めた」という。

　提供に必要な髪の長さは31センチ以上。極端なダメージがなければ、カラー、パーマ、ブリーチを施していても対象となり、癖毛などの髪質のほか、年齢、性別、国籍なども問わない約50人分の髪から1人分のウィッグができるという。HEROへの送付は同店が無償で行う。

　開催時間は10時～16時。月曜定休。ヘアドネーション希望者のカット料金は高校生以下＝1,000円（通常料金は同＝3,300円）。要予約。8月26日まで。