「灘菊酒造」（姫路市手柄1、TEL 079-285-3111）が6月28日、「米麹（こうじ）甘酒アイスクリーム」の販売を始めた。

　新型コロナ感染拡大の影響で巣ごもり需要が増える中、「お家（うち）時間」に子どもから大人まで楽しんでもらおうと酒蔵オリジナルの米麹を用いた発酵食品・甘酒を使ったアイスクリームを発売した。アイスクリームの原料には、同社の甘酒を約50％使う。米麹本来の甘味が楽しめるという。

　用意する味は、「プレーン味」と「抹茶味」の2種類。甘酒以外の原材料には北海道産の牛乳・生クリームや滑らかな口当たりを出すために和三盆、国産の抹茶などを使うという。

　同社社長で杜氏の川石光佐さんは、「麹の力が存分に引き出され、甘さとうまみが絶妙なものに仕上がった。甘酒は当酒蔵の自家製で、原材料は米麹と米、当酒蔵の地下水だけ。甘酒の主な成分はブドウ糖で、ビタミンB1、B2、B6、アミノ酸、パントテン酸などの栄養素が含まれるため、飲む点滴・飲む美容液ともいわれている。甘酒を使うことで甘味料の量を減らし、通常のアイスクリームに比べカロリーを30％抑えることができた。ぜひこのアイスクリームを味わってほしい」と呼び掛ける。

　同社酒造直売所とネットショップで購入できる。価格は1個＝410円。ネットショップでの価格は、6個入＝2,600円、9個入＝3,800円、12個入＝4,920円。