姫路市太市で特産品の太市タケノコが現在、旬を迎え収穫が進んでいる。雨など天候の影響で、例年より1週間ほど遅く収穫がスタートしたという。

収穫された朝掘りの太市タケノコ

　9日は週末ということもあり、太市筍（タケノコ）組合倉庫は、収穫した朝堀りのタケノコを持ち込む、農家関係者でにぎわった。タケノコ農家の是川和美さんは「先日の雨で一気に大きくなった。家族総出で収穫に精を出した」と話した。同組合・副組合長の篠本忠美さんは「器量の山科（京都）、味の太市といわれている。江戸時代から続く太市タケノコは日本一」と胸を張る。

　4月23日には、近くの桜山公園（姫路市太市中）で「太市たけのこ祭り」が開かれる。11時からの「若竹太鼓・竹工作実演」で始まり、シェフのタケノコ料理実演、タケノコの天ぷらやつくだ煮などの試食、タケノコの販売を予定する。

　収穫は今月いっぱい行われる。