わが家はモデルハウス-姫路の建築士、家族ぐるみでリノベ住宅開放

「わが家はモデルハウス」。リノベした自宅を家族ぐるみでモデルハウスとして開放する福永義正さん・友香さん夫妻(写真左の男女)とその家族ら。10月21日の見学会で撮影

「わが家はモデルハウス」。リノベした自宅を家族ぐるみでモデルハウスとして開放する福永義正さん・友香さん夫妻(写真左の男女)とその家族ら。10月21日の見学会で撮影

  • 0

  •  

 姫路の住宅コーディネーターで1級建築士の男性が現在、リフォームした自宅(姫路市山田町多田)を「モデルハウス」として開放し、家族ぐるみで希望者の見学に応じている。

リビングでくつろぐ見学者

[広告]

 自宅を開放しているのは、姫路市で建築・不動産業「ハウスインフォ」(同南駅前町、TEL 079-226-3714)を経営する福永義正さん。新築に比べ建築費や税金の節約につながる住宅リフォームの利点を広く提案することを目的に、「あえて自宅をリノベーション(=再生)。モデルハウスとして開放することを決意した」(福永さん)と説明。モデルハウスは福永さんの自宅を兼ねることから、福永さんの妻・友香さんをはじめとする3世代の家族6人は、引き続き同住宅に住みながら見学希望に応じていく。

 リノベ対象とした自宅は築37年の木造住宅で、在来工法による建築。自宅で執り行う冠婚葬祭を想定し、和室同士をふすまで仕切り並べる構造で、台所と食事室が離れているなど、「最近のライフスタイルになじまず使い勝手の良くない住宅だった」と福永さんは振り返る。

 リノベ後は、対面式キッチンに続くリビングの設置などで使い勝手を改善。耐用年数は30年以上延長できた。リビング裏に廊下を通すことで見学者と家族の動線を分けて確保。プライバシーへの配慮も盛り込む。工期は約6カ月間で、10月に完成。同20日・21日には、初の見学会も実施した。

 「住み慣れ愛着もあるわが家を再生して、新たに30年分の命を与えてやれたことをうれしく思う」と福永さん。「妻には多少の負担をかけることになるが」と思いやりを見せながらも、「3世代がにぎやかに暮らす様子を、親しい友人感覚で見学してほしい」と話し、見学を兼ねての来宅を呼び掛ける。

 見学は要予約。詳しくはホームページで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース