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姫路城の「現役」忍者、子どもへ忍術指南-扮装スタジオが体験型観光提案

姫路の時代劇扮装スタジオ「夢織館」(姫路市本町)が5月5日、姫路城内から「現役」の忍者を招き、子どもらへの忍術指南を実施する(写真提供=夢織館)

姫路の時代劇扮装スタジオ「夢織館」(姫路市本町)が5月5日、姫路城内から「現役」の忍者を招き、子どもらへの忍術指南を実施する(写真提供=夢織館)

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 姫路・大手前通りの時代劇扮装(ふんそう)スタジオ「夢織館」(姫路市本町、TEL 079-226-5277)が5月5日、子どもを対象に忍者の扮装で楽しんでもらうイベント「忍者ショー&ちびっこ忍者体験」を実施する。

同店は「時代カフェ」も併設する

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 時代劇の扮装で「変身」が楽しめる同店。好みの扮装に着替えた客へのスタジオ撮影や、扮装のままでの観光散策といったサービスを提供している。オープンは4月。主に大人を対象にサービスを展開してきた同店にとって初の子ども向けイベントとなる。

 当日は、現在も姫路城内で「忍びの任務」に就く現役の忍者らが集結。同店周辺で忍者ショーを披露するほか、忍服に着替えた子どもらへ忍法による対人戦術を指南する。術の会得後は、希望者を扮装のまま城周辺へ派遣。散策も楽しんでもらう予定。開催時間は13時~14時、15時~16時の2回。参加費は2,000円で、3歳~小学校低学年の子どもが対象。大人向け忍者扮装プランも別途用意する。

 「扮装の時代考証には力を入れている」と店を切り盛りする平本エリカさん。同イベントは、同店が今後提案していくという体験型観光メニューの皮切りともいえるもので、「姫路城という見どころでの思い出に、姫路ならではの『体験』という思い出をプラスすることで観光地としての魅力向上を目指したい」と意欲を見せる。

 同店では4月下旬から、新たな体験メニューを順次展開。ホームページなどを通じて体験希望者を募っている。

 「年齢性別にかかわらず楽しめるメニューを企画。併設する『時代カフェ』の活用で、もてなしの場も提供していく」と平本さん。「姫路は伝統的に芸事が盛んな町。和楽器の演奏や日本舞踊など『一芸これあり』という人には観光客らをもてなす立場で協力してもらえれば」とも。

 営業時間は9時~18時(スタジオ受け付けは17時まで)。

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