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姫路市立水族館が開館50周年企画展 先着で記念品も

人気の「オオカミウオ」

人気の「オオカミウオ」

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 姫路市の手柄山中央公園にある姫路市立水族館(姫路市西延末、TEL 079-297-0321)が開館50周年を記念して現在、企画展「おかげさまで半世紀!『山のうえの水族館』の50年」を開いている。

姫路市立水族館

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 播磨地方の海水魚などを中心に展示する本館と淡水魚や両生類爬虫(はちゅう)類・外来種などを展示する新館がある同館。常時展示は300種以上。ケヅメリクガメ、ウミガメ、ペンギン、イワシの群泳が人気で、愛嬌(あいきょう)のあるヌートリアも見ることができる。飼育係による「エサやりタイム」や「おもしろ解説」も魅力の一つ。生き物に直接触れ合うことができるコーナーもあり、子どもたちの歓声や笑顔が飛び交う。屋上には小川や播磨地方の自然の池を再現したビオトープも。
これまでの来館者数は延べ約780万人、飼育した生き物は1614種約73万匹に上る。

 今回の企画展では、手柄山山頂近くにあることから別名「山の上の水族館」としても知られる同館の50年の歩みを生物やパネルなどで紹介・展示。職員が手分けして整理した膨大な数の貴重な資料や標本を展示し、水族館の今昔を見ることができる内容になっている。展示は新館・本館同時に行っており、それぞれ楽しめる工夫を施す。これまでの企画展で好評だった生き物が一堂に集まるコーナーでは、過去3度展示された人気の「オオカミウオ」も再登場する。

 同水族館係長の脇本さんは「半世紀、本当によく続いたなという思い。近年の水族館のように大規模ではないが、地元に密着した身近な生き物に出会える水族館」と話す。孫夫婦と一緒に訪れていた女性は「よく週末に両親に連れて来てもらった。3世代で思い出を共有できる場所。50周年を迎えると聞き非常に感慨深い」と話していた。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。火曜休館(祝日の場合は翌日)。9月5日まで。期間中、クリアファイル(4種類)を希望者先着100人(土曜・日曜・祝日は150人)に進呈する。

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