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バレンタインに「ジンジャーショコラ」-復活目指す「姫路生姜」の味わい生かし

姫路の灘菊酒造(姫路市手柄1)で1月25日・26日に開催された地産地消品の見本市「味覚の展示場」に、地場野菜としての復活を目指す「姫路生姜」が入ったチョコレート「ジンジャーショコラ」を出品した高見真紀さん(写真左)

姫路の灘菊酒造(姫路市手柄1)で1月25日・26日に開催された地産地消品の見本市「味覚の展示場」に、地場野菜としての復活を目指す「姫路生姜」が入ったチョコレート「ジンジャーショコラ」を出品した高見真紀さん(写真左)

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 姫路の灘菊酒造(姫路市手柄1)で1月25日・26日に開催された地産地消品の見本市「味覚の展示場」に、地場野菜としての復活を目指すショウガ「姫路生姜(しょうが)」が入ったチョコレート「ジンジャーショコラ」が出品された。

バレンタイン向けにも提供する

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 ショコラを出品したのは、姫路でジャム工房「Mrs. Jasmine(ミセスジャスミン)」(姫路市御立中1、 TEL 079-297-6798)を運営する高見真紀さん。イタリアへ2年半にわたり渡航するなど職人としてケーキ作りに携わった経験を生かし、同工房を開いた。現在は、地元の協力農家から仕入れる果物やハーブなどを主にジャムとして加工・提供している。

 姫路生姜は、1960(昭和35)年ごろまでは市内でも盛んに作付けされていた地場野菜。高知県産などに押され生産量が激減していたが、ショウガじょうゆをつけて味わうご当地グルメ「姫路おでん」には欠かせない食材とあって、2009年ごろから復活に取り組む動きが見られる。

 ショコラは、姫路生姜や生クリームが入るガナッシュ(生チョコ)を、さらにチョコレートでくるんだもの。ショウガの復活に携わると共にチョコレートを専門に学んだこともある高見さんが、見本市に合わせて開発した。

 「見本市では、当工房産の『ミルクティージャム』が入るチョコレートと併せ3個入りセットで出品。好評を得た」と高見さん。同セットをバレンタインに向けて提供することを決め、2月7日から販売を始める。

 「ショコラは、甘味を抑えビターな味わい。男性に喜んでもらえそう」と高見さん。「ショウガには体を温める効果があることから、自分へのプレゼントとして女性にも勧めたい」と話す。

 同セットの価格は350円。100セット限定。工房での直売日に店頭で販売し、通信販売は行わない。予約や問い合わせなど、詳しくはホームページで確認できる。

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