素屋根の側面に実寸大の線画-姫路城大天守保存修理で

素屋根に描かれた実寸大の姫路城

素屋根に描かれた実寸大の姫路城

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 姫路城大天守保存修理で建設中の素屋根の側面に12月27日、実寸大の大天守を描いた線画が現れた。

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 線画は、1956(昭和31)年から約8年かけて行われた「昭和の大修理」の際に完成図として描いたもの。素屋根の東側に側面図、南側に正面図がそれぞれ実寸大で描かれている。

 素屋根の工事は来年3月20日ごろに完了。26日から地上約50メートルの高さから改修工事の様子を見ることができる修理見学施設「天空の白鷺」を一般公開する。公開期間は約3年間。関係者は「外側から大天守を間近に見られる機会はめったにない」と観光客の誘致に期待を寄せる。

 大天守へ立ち入りできなくなった4月以降から観光客は激減しており、今年の入城者は38万人と前年比の37.7%まで落ち込んでいるが、「天空の白鷺」の公開もあり花見シーズンを中心に団体予約も多い。担当者は「すでにバス1,781台分(約8万人)の予約を受け付けている」と話す。

 開城時間は9時~16時。入場料は大人=400円、中学生~5歳=100円。12月29日、30日は休城。元日は入城無料。

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