食べる

姫路に「祭月」到来-家庭の味「コノシロずし」作りも最盛期に

コノシロの酢漬けをネタに、すしを調理する様子

コノシロの酢漬けをネタに、すしを調理する様子

  • 13

  •  

 10月を迎え、姫路市内の各神社で秋の例祭が続々と行われる中、各家庭で「祭りのごちそう」の準備に当たる様子が見られる。

「ごちそう」の一つ「コノシロずし」

[広告]

 姫路をはじめとする播州地方では、神社の多くが例祭を執り行う10月を「祭月(まつりづき)」と呼ぶ習わし。市内では、体育の日を含む3連休前後を皮切りに月末にかけ、各神社の氏子が地域ごとに屋台(=やったい。「やっさ」とも)と呼ばれる太鼓台を練り出し例祭を祝う。

 祭りならではの「ごちそう」として知られるのが、秋に旬を迎えるニシン科の魚「コノシロ」の酢漬けをネタにするすしで、近年は仕出しに頼る向きもあるものの、もっぱら各家庭の主婦が調理。祭りを祝う食卓や例祭当日の桟敷席などで家族や来客に振る舞う。

 姫路市在住の前田三津子さん宅でも5日、地元・菅原神社の例祭を前にすし作りが始まり、今年は体長約25センチのコノシロを開いた酢漬け10枚と、コメ5合分の酢飯を用意。「以前は1升分以上の酢飯を用意したものだが近年はこんなもの。特に今年はコノシロが不漁で入手が難しかったこともあり調理量も少なめ」と前田さん。「各家庭によって味付けはさまざま。サンショのしょうゆ炊きをあしらうのがわが家の特徴。サバの酢漬けをネタに使う家庭もあると聞く」と話しながら手際よくすのこを扱い、次々と棒状のすしを調理台に並べた。

 コノシロの市況について、「祭りシーズンを前にコノシロの不漁が続き心配したが、7日ごろから回復しつつあるようだ」と、鮮魚店「丸万」(網干区興浜)の長沢さんは話す。「需要が高まる今月中旬に向け、さらなる回復を願う」と期待を寄せた。

 姫路市内の主な神社で今後行われる例祭は以下の通り。13日・14日=湊神社(的形町)、14日・15日=大塩天満宮(大塩町)、松原八幡神社(白浜町)、17日・18日=英賀神社(飾磨区英賀宮町2)、21日・22日=魚吹八幡神社(網干区宮内)など。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース