店の看板にもなる「ラッピング自販機」-防犯マップとしての利用も

店の看板になるという自社ロゴが入った「ラッピング自販機」。

店の看板になるという自社ロゴが入った「ラッピング自販機」。

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 姫路で屋外広告などを中心に広告業を展開するデジテック(姫路市大津区、TEL 079-236-2831)は3月23日、飲料水の自販機にラッピング広告を施す「ラッピング自販機」のサービスを開始した。

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 同サービスは、新規で自販機の設置または他社からの入れ替えを希望する利用者に対して、ラッピング広告を無料で提供するもの。

 広告デザインを新たに起こす場合はデザイン料が別途必要になるが、ロゴやマーク、店名などすでにあるものを利用する場合は装飾から設置まで無料で行う。

 同社の安原康平社長は「自販機を設置する際の初期費用などは一切かからない。設置した自販機に自社のロゴや店名、イメージカラーなどを入れることにより、店にオリジナルの看板を置くのと同じ効果が得られる」と話す。

 同サービスを始める経緯について、安原社長は「以前、自販機メーカーが同社に自販機の売り込みに来た時に『自販機にある御社のロゴを消して弊社のロゴを入れてもいいなら検討する』とメーカーに掛け合ってみたところ、提案を了解してくれたので自社ロゴ入りの自販機を導入した。その後、ロゴ入りの自販機が遠くからでも目を引くことから『自販機を広告看板として使えるのでは』と考え、このサービス始めようと決めた」と話す。

 サービスの対象は個人、法人を問わず誰でも設置が可能だが、設置にはメーカーの承認が必要となる。「設置はある程度売れると見込まれた場所に限定される。すでに設置している自販機を『ラッピング自販機』に入れ替える場合は、ほぼ100%の承認が受けられる」と安原さん。

 現在、地域の防犯マップや災害時の避難場所を明記した地図を自販機に貼って、ラッピング自販機を防犯、防災に役立てようする計画も進めているという。

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