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姫路・城陽小マーチングが全国「銀」-来年のステージへ新たなスタート

ミュージカル「レ・ミゼラブル」から3曲を選び練習に励んだ(写真提供=保護者の会)

ミュージカル「レ・ミゼラブル」から3曲を選び練習に励んだ(写真提供=保護者の会)

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 姫路市立城陽小学校(北条)のマーチングバンド「金管バンド&カラーガーズ 」が12月14日、埼玉県で開かれた「第41回マーチングバンド・カラーガード全国大会」の小学生の部・マーチングバンド部門・大編成で銀賞を受賞した。

放課後の体育館で練習に励む

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 日本マーチングバンド協会が主催する同大会。演奏と演技の両面で楽曲が持つ世界観を表現する力を競い、各校がパフォーマンスを繰り広げた。大編成部門には、国内各地での予選を勝ち抜いた14校が出場。常連校の同小は、同じく常連の同市立高浜小学校(飾磨区阿成鹿古)と共に「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市中央区)での本番へ臨んだ。

 城陽小が選んだ楽曲は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」からの3曲。約50人の団員が軍服風のコスチュームをまとい、華麗なパフォーマンスを披露した。結果は銀賞。念願の金賞は逃したものの、練習や遠征での送迎や衣装作りなどでメンバーを支えてきた「保護者会」のメンバーからは惜しみない拍手が送られたという。「子どもたちも『やりきった』と口々に話し、満ち足りた気持ちを味わったようだ」と保護者の一人。

 17日、放課後を迎えた同小の体育館には団員らが相次いで集合。上級生の指導で練習に励む姿が見られた。カメラを携え訪れた記者へ「こんにちは」とあいさつの声が次々にかかる中、進み出た上級生からは「どちらへ行かれますか?ご案内しましょうか?」の一声も。別室でのインタビューに応じた指導教諭の家氏祥子さん・貝賀昌志さんは「元気にあいさつすることや相手の目を見て話を聞くことといった生活指導も普段から大切にしてきた」と話す。

 同バンドにはこの日から、新たに下級生19人が団員として加入。来年のステージに向けスタートを切った。

 「時には厳しい指導を行うこともあるが、団員同士が助け合い、支え合うことで成長を実感してほしい」と家氏さん。「さまざまな経験が、学業を終えて社会に出たときの財産になれば」と期待を寄せる。

 練習日は火曜・水曜の放課後と土曜。

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