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スイーツで巡る「銀の馬車道」ロールケーキ、姫路の高校生らが開発

姫路の百貨店「ヤマトヤシキ」(二階町)の特設ブースに立つ姫路商業高校生。12月25日

姫路の百貨店「ヤマトヤシキ」(二階町)の特設ブースに立つ姫路商業高校生。12月25日

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 姫路の百貨店で12月25日、大学生と高校生、地元の老舗菓子店が共同で開発したロールケーキ「銀の馬車道メグロール」の売り出しがあった。

ユズの香りがふんわり

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 「銀の馬車道」は、明治初期に旧生野鉱山(朝来市)と飾磨港(現在の姫路港飾磨港区)の約50キロを結んで建設された道路。鉱山が産出する鉱石を馬車で積み出し港まで運ぶことを目的に設計され、6メートル以上の幅員でほぼ直線ルートを取るなど、国内最初の産業道路または高速道路とされる。

 ケーキの開発は、兵庫県立姫路商業高校(井ノ口)が本年度から新科目になった「商品開発」の一環として取り組んだもの。「起業ファイナンス講座」を受講する3年生12人が、流通科学大学(神戸市西区)頭師ゼミの支援を受けることで今春から準備を進めてきた。地元の老舗菓子店「杵屋」(二階町)も協力。馬車道沿いにある5市町の特産物を入れる高校生のアイデアを採用するとともにアドバイスに努め、商品化にこぎ着けた。

 ロールケーキは、「ユズ」(神河町)風味のクリームを「もちむぎ」(福崎町)と「卵」(姫路市)を使い焼き上げたスフレ生地で巻いたもの。カットすることでクリームから「黒豆」(朝来市)と「クリ」(市川町)も姿を現し、味の変化を楽しめる。商品名は「メグロール」。ケーキを味わいながら沿道の5市町に思いを「巡らせて」もらおうと名付けた。菓子箱の掛け紙裏面には沿道の地図を印刷。実際に足を運んで現地を「巡って」もらい、観光振興につなげる狙いもあるという。

 当日は、姫路駅前のアーケード街にある百貨店「ヤマトヤシキ」(二階町)に販売ブースを特設。10時の開店と同時に売り出した。高校生らも販売員として参加。訪れる客の反応は上々で、中には10個まとめて買い求める人も。午前中には予定数量を売り切って完売御礼となった。

 「高校生のアイデアには感心しきり」と杵屋の内藤浩一社長。「数量限定の商品。この機会にぜひ買い求めて味わっていただきたい」と呼び掛ける。

 価格は1,575円。同百貨店で27日まで販売するほか、JR姫路駅高架下「ピオレ姫路おみやげ館」内の杵屋中央口店(豆腐町)でも取り扱う。

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