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姫路城「天空の白鷺」、閉館に向け解体工事順調-城内には「ジャンボ門松」も

外装の解体に着手した姫路城「天空の白鷺」。東側から12月25日撮影

外装の解体に着手した姫路城「天空の白鷺」。東側から12月25日撮影

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「平成の大修理」が大詰めを迎える姫路城の修理見学施設「天空の白鷺(しらさぎ)」が現在、解体工事に入っている。

施設外装の撤去も始まった

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 同施設は高さ46メートル余りの大天守をすっぽりと覆う構造。工事用の足場と屋根を組み合わせた素屋根(すやね)の内部に2011年3月、修理を見学できる施設としてオープンした。見学スペースは地上約40メートルの高さに設置。幅6メートル高さ3メートルのガラス窓越しに大天守の大屋根と最上層(5層部分)の様子が手に取るようにわかると人気を博し、入館者数は170万人を超えた。

 大修理では、屋根瓦のふき替えやしっくいの塗り替えといった大天守本体の工事が11月末に完了。役目を終えた同施設も来年1月15日に閉館を迎える。見学スペースに変化はないが、工事用の足場に置いた床板などは順次撤去が進みつつあるという。

 12月25日からは、施設東側と西側の壁面で外装に使われてきたメッシュシートの撤去に着手。解体の模様が市街地から見えるようになるなど、工事は順調に進んでいる模様だ。

 同日、同城「菱(ひし)の門」前には高さ約5メートルの「ジャンボ門松」がお目見え。観光客らが足を止め、一足早い迎春ムードを味わう様子が見られた。

 門松の飾り付けは、「天空の白鷺」閉館日と同じ来年1月15日まで。今月29日・30日は「菱の門」内側の有料公開を休業する。1月1日は同門内も併せ無料で公開予定。

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