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姫路の20歳若手女優、時代劇舞台へ-「官兵衛」に恋、初のヒロイン役射止め

池田千春さん(写真左)と御竹龍雪さん(同右)。コワーキングスペース「mocco」(姫路市綿町)で。12月6日(取材協力=mocco)

池田千春さん(写真左)と御竹龍雪さん(同右)。コワーキングスペース「mocco」(姫路市綿町)で。12月6日(取材協力=mocco)

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 姫路出身の若手女優が今月、初のヒロイン役を射止め大阪で舞台に立つ。

池田さんが演じるのは「黒田官兵衛」に思いを寄せる現代女性

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 舞台に立つのは池田千春さんで、1993年姫路生まれの20歳。高校卒業と同時に女優を目指し、芸能プロダクション「サンミュージック大阪」(大阪市北区)へ所属した。現在も姫路在住。オーディションを経てこのほど、大阪の演劇パフォーマンス集団「笑撃武踊団」が上演する6作目のオリジナル時代劇「黒田官兵衛~黒の旋律~」で初のヒロイン役に挑む。

 池田さん演じる珠子は、ヒーローで主役の官兵衛に時空を超えて思いを寄せる役どころ。官兵衛は同じく姫路生まれの戦国武将とあって、「戦乱の世で官兵衛がいかに思い、どう生きたかを現代女性の視点から伝えられるヒロインでありたい」と稽古にも気合が入る。

 官兵衛役を務めるのは、同劇団座長で劇作家の御竹龍雪さん。主役で舞台に立つのは初めてといい、史実にもある有岡城(伊丹市)への幽閉から身体機能を損なったとされる官兵衛について、「強い精神力を持ちながらも『闇』を感じさせるダークヒーローとして演じたい」と意気込む。

 「姫路が誇る歴史上の人物と共に踏む舞台。しっかりと演じきりたい」と池田さん。「当劇団が得意とする『骨太な』時代劇。独特の世界観を笑いと涙にのせてお届けしたい。(池田さんの)地元・姫路からもぜひ足を運んでいただければ」と話す御竹さんとともに来場を呼び掛ける。

 上演は12月23日。関西テレビ「なんでもアリーナ」(大阪市北区扇町2)で13時と17時の2回公演。池田さんは13時の回のみ出演。入場料は5,000円(全席指定)。

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