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姫路の「サブカル」イベント盛況-駆逐せよ、「立体起動装置」披露も

「駆逐せよ」。塩ビ製の軽量「立体起動装置」などを出展した「匠工芸」(高砂市)代表の折井匠さん

「駆逐せよ」。塩ビ製の軽量「立体起動装置」などを出展した「匠工芸」(高砂市)代表の折井匠さん

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 姫路労働会館(姫路市北条1)で11月24日、同人誌即売会「comiporation(コミポレーション)」が開催された。

コスプレでのパフォーマンス披露も

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 地元在住の愛好家らが主催する同即売会。姫路周辺でも盛んなサブカル分野での活動を支援しようと定期的に開催を続ける。今回で7回目。ジャンルを問わない「オールジャンル」での同人誌即売会をプログラムのメーンに据える。

 当日は同人誌のほか、衣装や小道具といったコスプレグッズ、自作のキャラクター関連グッズ、オリジナル音楽が入るCDなどをサークルや個人が展示即売。所狭しとブースが並ぶ会場には目当ての品を目指す愛好家らが続々と訪れ、延べ200人以上でにぎわった。

 ブースには、サブカル関連の地元事業者も出展。コスプレ向けのウィッグ(かつら)を全国展開する「アシストウィッグ」(玉手)と、同じく小道具などを製作する「匠(たくみ)工芸」(高砂市)が姿を見せた。

 「黒子のバスケ」のコスプレで自社製品をアピールするのは、アシストウィッグの井上真由子さんら。「地元のコスプレイヤーさんたちに少しでも貢献できれば」と、ウィッグ多数を持ち込み相談などに応じた。

 匠工芸代表の折井匠さんは「進撃の巨人」の調査兵団員に扮(ふん)して登場。作品内で団員が使う「立体起動装置」を模して作ったブレード(剣)とさや、タンクがそろう「駆逐セット」などを披露した。

 「材料には硬質塩化ビニールを採用。本業の樹脂加工業で培った技術を惜しみなく使った」と折井さん。「軽量なので長時間のコスプレに耐えられる。質感の向上にも苦心を重ねた自信作」と胸を張り、「三菱重工や神戸製鋼といった大企業を支えてきた工業都市・高砂の技術を新分野でも生かしていきたい」と意気込む。

 次回開催は4月27日を予定。

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