食べる

姫路で「勘兵衛れんこん」使う料理教室-岡田「官兵衛」准一さんにも「食べさせたい」

レンコン料理にチャレンジする参加者ら

レンコン料理にチャレンジする参加者ら

  • 0

  •  

 姫路・大津地区の五反長公民館(姫路市大津区天満)で11月17日、出荷がたけなわを迎える同地区特産のレンコン「勘兵衛れんこん」を使う料理教室が開かれた。

「まぜご飯」ほか一汁三菜を調理

[広告]

 レンコンは、江戸時代末期に地元の篤農家・三木勘兵衛が開いた「勘兵衛新田」の特産品。新田は現在の大津区勘兵衛町一帯にあたり、地下水位の関係から「じゅる田」と呼ばれコメ作りが難しい泥沼状の湿田を利用して大正時代に栽培が始まった。生産農家数は約30戸。うち10戸ほどが、デンプン質を多く含むことから色白でモチモチした食感が特徴のレンコンを「勘兵衛れんこん」ブランドで出荷している。

 教室を企画したのは、地元の料理研究家・森下聡子さん。同ブランドのレンコンが11月14日、NHK(東京都渋谷区)で行われた大河ドラマ主役の「バトンタッチ式」で、戦国時代の姫路を舞台に2014年1月から放映される「軍師官兵衛」・黒田官兵衛役の岡田准一さんから2013年「八重の桜」・新島八重役の綾瀬はるかさんに贈られたことを知り、「綾瀬さん・岡田さんに食べてもらいたいレンコン料理」をテーマに急きょ開催を決めた。

 当日は男女合わせて10人が参加。森下さんの指導でレンコン料理にチャレンジした。用意したレンコンは1人あたり約250グラム。1時間ほどで「レンコンとジャコのまぜご飯」のほか一汁三菜「レンコン団子のスープ」「レンコンまんじゅう 和風あん」「手羽先とレンコンのピリ辛煮」「レンコンのシャキシャキサラダ」が出来上がると、器に盛り付け試食を楽しんだ。

 試食では「モチモチ感がすごい」「調理次第ではシャキシャキした食感にもなる」「上品な味わい」など、参加者は一様に満足した様子。輪切りのレンコンを使った天ぷらなどにも箸を伸ばし「レンコンずくめ」の会食を楽しんだ。「(レンコンをもらった)綾瀬さんはどんな料理にしたのだろうか…(贈った)岡田さんにもぜひ食べてほしい。むしろ私が作って食べさせたい」という声も。

 出荷の最盛期は年末にかけて。市内の一部量販店ほか勘兵衛町の直売所などで扱う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース