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姫路・船場川でキャンドルナイト-「地元の川に親しんで」、住民と学生らが企画

船場川上流の水上地区にある親水公園(姫路市西中島)で11月9日、「川のほとりのキャンドルナイト」の開催に携わるメンバーら。兵庫県立大学人間環境学部(新在家本町1)で撮影。10月30日。

船場川上流の水上地区にある親水公園(姫路市西中島)で11月9日、「川のほとりのキャンドルナイト」の開催に携わるメンバーら。兵庫県立大学人間環境学部(新在家本町1)で撮影。10月30日。

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 船場川上流の水上地区にある親水公園(姫路市西中島)で11月9日、公園内のビオトープにろうそくの明かりをともして楽しむイベント「川のほとりのキャンドルナイト」が開催される。

ビオトープ内にろうそく多数をともす予定

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 船場川は姫路市街地を貫流する兵庫県管理の二級河川。姫路城近くでは外堀の役割を果たすなど市民にもなじみが深い川ながら、一部流域ではゴミのポイ捨てなどが目立つ。4月30日に放映されたNHK BS プレミアム「にっぽん縦断こころ旅」では、旅人として姫路を訪れた俳優・火野正平さんが「いろんなもの捨てちゃだめでしょ。ペットボトルとか空き缶とか」などとゴミの多さを指摘。放映後には直接の管理者ではない市の下水道局員らが立ち上がり、清掃活動を展開する一幕もあった。

 キャンドルナイトの会場となる親水公園は、市街地北部の水上小学校区にあって2010年7月に完成。生態系など自然環境に配慮するビオトープも備える。同小学校に通う子どもの保護者らでつくる地域サークル「水上夢倶楽部」も清掃活動などで公園の維持管理に協力してきたものの、「普段は特に活用できず、放置に等しい状態だった」と同サークルの大﨑哲生さんは振り返る。

 公園の活用を思い立った大﨑さんらは、公園や船場川を地域住民らにアピールするイベントを企画。昨年から同サークルの運営で協力関係にある兵庫県立大学人間環境学部(新在家本町1)の学生団体「JUMP!」のメンバーや同学部の教員で、同大が市民との協働で地域課題の解決や新たな価値創造に貢献しようと運営する「エコ・ヒューマン地域連携センター」にも携わる豊田光世さんに相談を持ち掛けた。同じく学生団体で「campus tree」「はりま神酒(みわ)ガール」も趣意に賛同。企画に加わり、今回は、ろうそくの明かりを活用するイベント開催に実績を持つ「campus tree」のバックアップもあって、キャンドルナイトの開催を決めた。

 当日は、ろうそく多数をビオトープ内にともして地域住民らを招待。水面に揺れる明かりを楽しんでもらう。「(イベントの開催が)親水公園という地域資源への関心を持ってもらうきっかけになれば」と「JUMP!」の坂上友啓さんは、「公園への関心が活用につながり、ひいては地元を愛する人が増えてくれればうれしい」と話す大﨑さんと共に来場を呼び掛ける。

 開催時間は17時~19時。駐車場無し。徒歩か自転車での来場を呼び掛ける。

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