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夏休み終盤の姫路駅、「18キッパー」らでにぎわう-乗り継ぎホームで一息

岡山方面へ乗り継ぐ列車で座席を確保しようと行列に並ぶ「18キッパー」ら。JR姫路駅で。8月18日

岡山方面へ乗り継ぐ列車で座席を確保しようと行列に並ぶ「18キッパー」ら。JR姫路駅で。8月18日

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 夏休みも終盤戦を迎え姫路駅では、JRグループの企画乗車券「青春18きっぷ」を利用して旅をする「18キッパー」らが多数乗降し、にぎわいを見せている。

名物「えきそば」に並ぶ人も

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 「青春18きっぷ」は、普通・快速列車の自由席に限り全国のJR線が乗り放題になる企画乗車券。学校や大学の長期休暇に合わせ、毎年春と夏、冬に発売されてきた。発売額は1万1,500円(5日間有効)と格安。利用に年齢制限もないことから幅広い層に人気があり、1982(昭和57)年に初めて発売されて以来30年以上にわたるロングセラー商品となっている。

 姫路駅は、兵庫県から中国地方にかけての瀬戸内海沿いを行き来する「18キッパー」の多くが列車の乗り継ぎを必要とするポイント。同駅と岡山駅の間は列車回数が少なく車内が混み合うこともあり、座席確保を目的とする行列に早くから並ぶ人も多い。

 さらに同駅は、食事や買い出し、姫路城を訪れる観光目的での途中下車といった休息ポイントとしても機能。中でも岡山方面からの列車で到着するケースでは、混み合う車内から解放されて売店などを訪れ、ホッとした表情を見せる人が目立つ。

 「神戸や大阪に向かう列車が頻発する姫路に着けば一安心という感じ」と大竹市(広島県)の実家から下宿先の横浜市へ向かうという大学生の平中彰文さん。「手前で乗り継いだ糸崎(広島県)と相生(兵庫県)両駅には売店が見当たらず、飲み物1本買えなかった。改札内に飲食店やコンビニまである姫路駅は、さながら『砂漠のオアシス』のよう」と話し、「喉も渇いたが空腹で」と同駅名物「えきそば」ののれんをくぐった。

 「18キッパー」らが見せるにぎわいは、乗車券が有効期限を迎える9月10日まで続く見込み。

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