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姫路駅前・御幸苑ビル建て替えへ-駅前再開発に合わせ

建て替えが決まり解体を待つ御幸苑ビルの様子

建て替えが決まり解体を待つ御幸苑ビルの様子

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 姫路駅前商店街(みゆき通り)の「御幸苑ビル」(姫路市駅前町)で現在、新ビルへの建て替え工事のためテナントが営業を終了、解体を待つ同ビルの姿が見られる。

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 御幸苑ビルは、1968(昭和43)年に落成した複合ビル。落成と同時に同ビル内で営業を開始した大型喫茶店「茶房 御幸苑」は、「角を曲がれば喫茶店がある」といわれるほど多数の喫茶店が見られる姫路独特の「喫茶店文化」を象徴する一番店の地位を築いたが、2004年に営業を終了。後継テナントとして入居した大手居酒屋チェーンも、ビルの建て替えが決まり5月に営業を終了した。

 「喫茶店の御幸苑は、山陽百貨店(南町)の大食堂と並び子ども時代には憧れの存在だった」と姫路市在住の高成順さん。「新ビルが、商店街の顔として駅前のにぎわいにつながれば」と期待を寄せる。

 「同ビルの建て替えは、北駅前広場の整備など姫路駅前の変化をにらみ決断した」と同ビルを所有する御幸苑の新井龍太郎常務取締役。「8月には解体工事に入り跡地に地上7階地下1階建ての新ビルを建築する予定」と話す。

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