姫路城を描いた「田んぼアート」が収穫祭-家族連れなど800人が稲刈り体験

「ひめじ田宴アート」の収穫祭で奉納用の稲を刈る御刈女(おかりめ)。

「ひめじ田宴アート」の収穫祭で奉納用の稲を刈る御刈女(おかりめ)。

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 稲穂で田んぼに絵を描き出す田んぼアート「ひめじ田宴アート」(姫路市夢前町)が収穫期を迎え、家族連れや大学生など約800人が参加する収穫祭が10月24日に行われた。

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 ひめじ田宴アートは、「地産地消」「農業体験」「観光客の誘致」をテーマに市民らがつくる実行委員が企画したもの。古代米など6品種の苗約30万株を使い田んぼに絵を描き出す。今年で2回目。

 収穫祭では、実行委員の指導のもと家族連れなどが収穫体験をしたほか、県立大学生らが品種ごとに種を取リ分ける脱穀作業を行った。花笠をかぶった御刈女(おかりめ)を務めたJA兵庫西の鳳山温美さんは「初めて稲刈りをした。いい経験ができて良かった」と話す。

 会場では、イベント参加者に姫路産の大豆や米で作った炊き出しを用意したほか、姫路で採れた農作物をPRする「地産地消フェア」も開催。孟宗竹で炊いた「竹ごはん」や古代米で作る「ポンポン菓子」、「あんこもち」の試食などが行われ多くの人でにぎわった。

 収穫された玄米は「夢の舞姫」として商品化され、11月中旬から夢工房(夢前町)などで販売する。価格は300グラム480円。

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