姫路で木工作家と陶芸家の二人展-ガラスのはんこ作り教室も

3階「ならいごと&ぎゃらりー ぷくぷく」に展示されている宮川さんの木工作品。

3階「ならいごと&ぎゃらりー ぷくぷく」に展示されている宮川さんの木工作品。

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 ぎゃらりー光(姫路市立町、TEL 079-282-7236)で現在、芳賀焼(宍粟市)の日用雑器や兵庫県産の木材を使用した木工作品を展示した作品展「木・陶二人展」が開催されている。

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 同展は、7月3日に開設した「ならいごと&ぎゃらりー ぷくぷく」のオープンを記念して企画されたもの。兵庫県産の木材にこだわる木工作家・宮川真一さんと芳賀焼窯元・植田禎彦さんが共同で展示を行う。両ギャラリーは同じビルの2階と3階にあり、2階は陶器、3階は木工と2カ所に分けて開く。

 2階では、茶碗や湯飲みなど鎬(しのぎ)や面取りの技法を得意とする植田さんの作品約400点を展示する。浦富焼・山下硯夫さんに師事して磁器を学び、1989年から陶器を学ぶため立杭焼・清水俊彦さんに師事した植田さんは、1990年に宍粟市波賀町で芳賀焼窯元として独立した。1997年には兵庫県青年優秀技能者表彰を受賞している。

 作品について、植田さんは「花を生けたり、料理を盛りつける事で完成するよう、器としてなるべく主張しないようにしている」と話す。

 3階では、テーブルや時計、棚など兵庫県産の木材にこだわった宮川さんの作品約60点を展示する。宮川さんは、1998年から兵庫県内で林業に携わり、2004年に木工作家として独立。祖父の名前を付けた工房「円司」(別所)を設立した。宮川さんの作品は、兵庫県産の杉や檜などにこだわった作品が特徴で同ギャラリーの設計・施工も手掛けた。

 宮川さんは、「杉の木は手触りが良く温かい素材なので安心して使ってもらえる。兵庫県産の杉の良さを実際に触れてもらって感じてもらえれば」と話す。

 期間中、いろいろな形のガラスの印材に名前やマークを彫ってオリジナルはんこを作る「ガラスのはんこ作り体験教室」(1,500円)も開く。

 開催時間は11時~18時。今月12日まで。

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