代表的な播磨地方の秋祭りの一つ「灘のけんか祭り」で知られる松原八幡神社(姫路市白浜町)で1月28日、消防訓練が行われた。訓練は、文化庁などが連携して展開する文化財防火デーに伴う行事として消防署員・消防団員合わせて50人が参加した。
神社拝殿より出火、周囲の建造物に延焼中との想定で行われた同訓練。建物への放水などが行われた。女性団員2人も参加、男性団員に負けず劣らず筒先を持ち、水しぶきを浴びながら放水に加わった。入団6年目となる八木佑香里さんは「地元の歴史ある文化財を、女性ならではの心意気でこれからも守っていきたい」と熱意を込める。訓練を主催した飾磨消防署白浜分署の署員は「灘のけんか祭りで気持ちが一つになって地域ならではの団結力を実際の消防活動にも発揮していただきたい」と呼び掛ける。