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姫路・白浜で「灘のけんか祭り」- 盛大に8万人集う

神輿(みこし)を激しくぶつけあう神事「神輿合わせ」や勇壮な屋台練りが行われた。写真提供:姫路市在住 西山新一氏

神輿(みこし)を激しくぶつけあう神事「神輿合わせ」や勇壮な屋台練りが行われた。写真提供:姫路市在住 西山新一氏

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 姫路市白浜町で10月15日、「灘のけんか祭り」として有名な松原八幡神社秋季例大祭本宮が開催された。詰めかけた見物客は約8万人。晴天に恵まれ、早朝に近くの海岸で行われた潮かきを皮切りに、神輿(みこし)を激しくぶつけあう神事「神輿合わせ」や勇壮な屋台練りが行われ、訪れた見物客を楽しませた。

桟敷(さじき)席を埋め尽くす見物客

 同まつりは、15世紀中頃、神社に寄進された米俵を氏子が神社からの西へ約1キロ離れた御旅山までかついで上がったのが起源といわれている。祭礼地域は、一般に灘と呼ばれる東山、八家、木場、宇佐崎、中村、松原、妻鹿の7地区からなり、それぞれ、豪華に飾り付けられた屋台を保有する。

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 今年の練り番である木場以外の6地区の屋台が、まわし姿の男衆に力強く担ぎ上げられ宮入り。最後に木場の氏子にかつがれた3基の神輿が登場。神社拝殿前で激しく「神輿合わせ」などが行われた後、祭りの舞台は御旅山へ。山のふもとにある練り場を取り囲むように、段々に組まれた桟敷(さじき)席を埋め尽くす見物客の前で、再度、「神輿合わせ」や屋台練りが披露され、会場は歓声や拍手で包まれ、祭りはクライマックスを迎えた。

 夕方近くに神輿や屋台は山頂に登り、山頂の御旅所での神事を終えると順次、山を下り、再び神社へ、日暮れとともに電飾でなお一層、絢爛(けんらん)に輝いた屋台練りに見物客は最後まで大きな声援を掛けた。祭りの様子を、多くの人がリアルタイムでフェイスブックやツイッターに投稿。迫力ある写真や動画に「すごすぎる」「「仕事で行けなく残念」など、多くのコメントが寄せられた。

 地元の鎌屋吉裕さんは「今年はどの村も例年より屋台練りがうまかった。観客のみなさんには練り合わせを存分に楽しんでいただけたと思う。」と笑顔を見せた。

 昼間の仕事を終えて駆け付けた市内在住の北浦完祐さんは「桟敷席で見るのは初めて。最高でした。ちょうちんや電飾がともされた『ちょうちん練り』は、迫力満点」と興奮気味に話していた。