駅周辺土地区画整理事業に伴う北駅前広場の整備が進む姫路駅前で、大手前通りへのマイカー乗り入れ規制実施から1カ月が経過した。
規制は、大手前通りの白銀交差点から姫路駅北口を経て山陽百貨店西館キャスパ(西駅前町)付近までの延長約240メートル区間へのマイカー乗り入れを禁止するというもので、6月20日から実施。規制区間の両端にはバリケードを設置するほか、警備員も24時間態勢で配備。規制を知らずに走行しようとするマイカーの抑止と誘導に当たる。
規制開始当初は、バリケードに面くらい警備員の指示でUターンするドライバーの姿も見られたが、東西内々環状線への迂回(うかい)が定着した現在では、西駅前町バリケード付近にマイカーの姿はまばら。大手前通りへの左折車が激減した白銀交差点ではフォーラス方面から大劇ビル方面への通過がスムーズになり、「おかげで路線バスの遅延が減った」と利用者の奥本頼良さん(姫路市在住)は歓迎する。
規制により、路線バスとタクシーのみが行き交う大手前通りの南端には、「新駅ビル」(仮称=JR姫路駅NKビル)の骨組みが姿を現し始めたほか、隣接する区画では旧地下街リニューアルと掘割式広場(サンクンガーデン)の新設とを兼ねた大規模工事も進展。神姫バス姫路駅前ターミナルの乗り場配置変更やタクシー乗り場の移動、旧御幸苑ビルの解体新築計画もあり、この夏の姫路駅前は一大変化の様相を呈する。
「正月の帰省時とは雰囲気が一変した」と夏休みを利用し姫路へ帰省中の大学生藤本有樹さん(東京都八王子市在住)。「故郷の面影が薄れるようで寂しい反面、にぎやかな街への変化が楽しみ」と期待を寄せる。
新駅ビルの開業は2013年、北駅前広場の完成は2014年の予定。