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姫路のガラス作家が工房にギャラリー併設 -ワークショップも

松下さんのガラス作品を展示する「ONSA(おんさ)」

松下さんのガラス作品を展示する「ONSA(おんさ)」

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 姫路市のガラス作家が5月14日、工房の一角にギャラリーを開いた。

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 ギャラリーを開いたのは松下高文さん。静岡県生まれの松下さんは、1999年に神奈川県のガラス工芸専門学校を卒業。石川県に移り、卯辰山工芸工房(金沢市)でガラス工芸の腕を磨いた。

 同工房を2002年に修了した松下さんは、金沢に残りガラス作家として活動。友人の工房の一角で制作を続けたが、「自分の工房を持つこと。それが夢だった」(松下さん)という。

 そこへもたらされたのが、工房を譲りたいというガラス作家の存在。「知人から、姫路のガラス作家が神戸へ制作拠点を移す。空き家になる工房がある、と紹介を受けた」(松下さん)といい、松下さんは工房の購入を決意。金沢から姫路へ移り、2008年から制作を続けてきた。

 松下さんの作品は、「幼いころの心象風景、水中植物園を『ウオーターガーデン』と名付け、ガラスの中に表現している」(松下さん)という独特の作風。全国の展覧会や個展で高い評価を受け、ファンの数を増やしてきた。

 自宅を兼ねた工房名は「workshop & gallery ONSA(おんさ)」(姫路市岡田、TEL 079-229-1188)。「ギャラリーは、ガラス工芸を身近に楽しめる場所にする。工房で制作した作品の個展を開くほか、ガラスを媒体にしたワークショップも開く予定」と松下さん。

 土曜・日曜の12時30分~18時のみ、一般に開放する。

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