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無農薬作物によるしょうゆ-姫路の農家としょうゆメーカーがコラボ開発

無農薬しょうゆを開発した末廣社長(左)と衣笠社長(右)

無農薬しょうゆを開発した末廣社長(左)と衣笠社長(右)

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 姫路の農業法人「夢前夢工房」(姫路市夢前町)は6月9日、無農薬の小麦と大豆で造ったしょうゆ「農家の雫、ひゃくしょうゆ」の販売を始めた。

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 同法人が、創業132年の老舗しょうゆメーカー末廣醤油(たつの市龍野町)とのコラボレーションにより開発した同商品。原料には、同法人が生産する無農薬栽培の小麦や大豆のみを使用。にがり入りの天然塩で仕込み、1年かけて醸造する。

 同法人の衣笠愛之社長は、「農業を始めた頃から、『いつかは自分の作った小麦や大豆でしょうゆを作りたい』と考えていた。30年来の夢が、末廣醤油さんの協力でようやく実現した」と振り返る。

 同醤油の末廣卓也社長は、「原料がシンプルであればあるほど、しょうゆの味にごまかしが効かない。播州の農作物と赤穂の塩、龍野の地下水で造った昔ながらのしょうゆを味わってもらえれば」と期待を寄せる。

 価格は95ミリリットル(315円)、500ミリリットル(880円)。業務用も用意する。地元のスーパーや農業施設「夢やかた」(姫路市夢前町)などで販売する。

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