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自動運転ロボットやARで姫路城周辺観光 江戸時代の町並みを再現

1人乗りのパーソナルモビリティー「ラクロ」

1人乗りのパーソナルモビリティー「ラクロ」

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 自動運転ロボット「ラクロ」やARを使った姫路城周遊観光の実証実験を1月12日、NPO法人姫路コンベンションサポート(姫路市南町、TEL 079-286-8988)が始める。

自動運転ロボット「ラクロ」やARを使った姫路城周遊観光の実証実験

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 5つの観光コースを用意する同実験。歩行に不安のある高齢者や観光客など姫路城登城が難しい人や昔の城下町を知りたい人を対象とする。

 実験に使われる自動運転ロボット「ラクロ」は目的地を専用のアプリで選択し、移動できる1人乗りのパーソナルモビリティー。最大時速は6キロで障害物や信号なども検知し、回避・停止できる。

 同NPO理事長の玉田恵美さんは「姫路城は世界文化遺産でエレベーターやエスカレーターはなく、団体客の中には、天守閣見学が終わるまでの約2時間を登城口で時間をつぶす人も多い。登城しない人に町並みを巡り、往時の城下町の姿を楽しんでほしいと思い企画した」と話す。

 用意するコースは、江戸時代の町家や武家屋敷、城の正門「中ノ門」の壮大な姿をARグラスで体験する「江戸のまちなみを再現『ARコース』」、姫路城北側の姫山公園を巡る「姫山公園の自然と歴史を楽しむ『姫山コース』」、赤れんが造りの姫路市立美術館、シロトピア公園など姫路城の北側を巡る「北側からの姫路城も絶景『姫路城満喫コース』」、姫路城周辺の姫山公園を巡り、好古園入り口まで送る「紅葉の絶景日本一『好古園前コース』」、姫路城三の丸広場を巡り、姫路城大天守群から西の丸までが一望できる「白鷺城の絶景を一望『姫路城・商店街コース』」。姫路城ボランティアガイド団体のアドバイスによりコースを設定した。ARコースの城下町は兵庫県立大学環境人間学部の安枝ゼミが制作した3Dデータを活用した。

 同NPOでは実験に合わせ、姫路市城郭研究センターの監修の下、郷土史家の芳賀一也さんの協力を得て姫路城下の歴史を紹介する映像も作成した。

 実施期間は、1月12日~15日、26日~29日。スタート時間は、10時、12時、15時の1日3回(所要時間は90~120分)、定員は各コース各回4人。体験価格はARコース=3,000円、他4コース=2,000円。ホームページから事前申し込みが必要。

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