菓子店「杵屋」（姫路市二階町、TEL 079-285-3509）が1月4日、「スイーツおせち二段重」の予約販売を始めた。

「弍ノ重（洋の華やぎ）」

　考案したのは創業112周年を迎える同店3代目の内藤浩一さんで「昨年末に正月の新たなジャンルとして『スイーツおせち』の企画を漠然と友人らに話したところ、思わず予約が入ったので本格的に商品化しようと決めた」と話す。

　商品は専用の木箱に収められ、菓子サイズは1個40～50グラム。

　「壱ノ重（和のこころ）」は、今年の干支（えと）にちなんでウサギをモチーフにした上生菓子をはじめ、「栗きんとん」「鈴」など春を祝う縁起の良い9種類を取りそろえた。

　「弍ノ重（洋の華やぎ）」は、「マカロン・タルト」「ピスタチオとカカオルージュのプチフール」「和栗のプチモンブラン」「いちごのタルト」など9種類の洋菓子を詰めた。

　内藤さんは「年始の食卓を幅広い世代で楽しめる『スイーツおせち』を進化する次世代のおせち文化として継承していければ」と語る。

　価格は1段＝各4,400円、2段＝7,700円。営業時間は8時～17時。予約販売は今月15日まで。