姫路でインタビュー講座「百人の哲学」-農業家・衣笠愛之さん招く

農業家・衣笠愛之さんを迎えて開催した「百人の哲学」。

農業家・衣笠愛之さんを迎えて開催した「百人の哲学」。

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 播磨地域で活躍する人をゲストに迎え、ものの見方や考え方などを紹介する哲学講座「百人の哲学」が3月9日、コミュニティースペース「納屋工房」(姫路市本町)で開かれた。

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 同講座は、播磨地域で活躍する人の中から100人にスポットを当て、人生哲学や経営哲学などをシリーズで紹介するもの。毎月1回、市民らでつくる「百人の哲学委員会」 がゲストを選び、インタビュー形式で紹介するほか、地元FM局「FM GENKI」でも放送する。

 今回のゲストには、姫路の田んぼアート「ひめじ田宴アート」の発起人で農業体験イベントなど農業から姫路を盛り上げようと活動する「夢前夢工房」(姫路市夢前町)社長の衣笠愛之さんを迎えた。

 衣笠さんは1961(昭和36)年姫路生まれ。大学卒業後、家業の農業を継ぎ、33歳の時、「アトピー性皮膚炎に悩まされている自分の子どもに農薬を使っていない安心な食べ物を食べさせたい」という思いから無農薬にこだわった農業を始める。

 当日は、衣笠さんの「生い立ち」や「人生の転機」「これまで行ってきたまちおこしイベント」などについてインタビュー形式で紹介したほか、これまで何度も失敗しながらあきらめずにチャレンジしてきた衣笠さんの無農薬農法に対する考え方や、現在進めているまちおこしイベントなどの背景にある衣笠さんの思いなどを紹介した。

 衣笠さんは「いつも何か行動を起こすときは、『次の世代につなぐ』という大儀を持って行動している。何度も失敗しながら形にして次の世代につないでいき、人生の最後に『ようやった』と自分を褒めて人生を終わりたい」と話す。

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