
姫路市内の介護施設・老人ホームで10月27日と28日、「音楽リハビリ」ミニコンサートが開かれる。姫路出身のシンガー・ソングライター種浦マサオさんが出演する。
「年を取り舌が自由に動かせなくなることで、ものが飲み込めなくなる嚥下(えんげ)障害。嚥下障害になると食事ができなくなり、直接胃に栄養分を送り込む『胃ろう』となるケースも少なくない。舌や口周りを良く動かす『パ・タ・カ・ラ』と発音することは食べるために必要な筋肉を鍛える効果があることから、このコンサートを発案した」と種浦さん。
種浦さんは、「北国の春」といったなじみのあるヒット曲を「パ・タ・カ・ラ」の発音を取り入れ、食べることをテーマに替え歌にした音楽リハビリ活動を名古屋や東京の老人ホームを中心に行ってきた。
「『パ・タ・カ・ラ』が効果があることは広く知られているが、単調な動作の繰り返しのため長続きしないことが多い。楽しく歌って元気になってほしいと思い考案した。今後はこの活動をふるさと姫路から全国に広げたい」と種浦さん。
演奏日時は、10月27日13時45分~「ツクイ姫路西今宿」(姫路市西今宿8、TEL 079-299-7202)で、同日15時30分~「特別養護老人ホームあおやま」(青山西5、TEL 079-266-6877)で、翌28日14時~「あっぷる介護付有料老人ホーム」(宮西町3、TEL 079-224-5055)でそれぞれ開かれる。