姫路市民会館(姫路市総社本町)で9月30日、姫路青年会議所が8月に実施した和風イルミネーションイベント「姫路夏あかり2012」について広く意見を問うフォーラム「姫路夏あかりサミット」が開催された。
「夏あかり」は、同会議所が「姫路お城まつり」(8月3日~5日)の開催に合わせて姫路城周辺にあんどんや走馬灯を設置。新たに夜間の観光資源を創出しようと、同祭の期間中から8月19日まで実施したもの。
同会議所では、2007年以来「あかり事業」として毎年夏に同様のイルミネーションを設置。内容や演出、設置期間などで試行錯誤を繰り返しながら実施してきた中、「約2週間にわたり連日イルミネーションを設置、披露したのは今年が初めて」と同会議所の樫本晋作さん。「企画から運営に至るプロセスで浮き彫りになった課題も多い」と振り返り、「サミットを開催することで、来年以降の継続開催に向け関係者や一般市民から広く意見を集めることにした」と説明する。
当日は、行政や企業、学校など同事業に携わった関係者らと一般市民合わせて約20人がフォーラムに参加。同事業を歓迎する声が聞かれた一方で、運営やPRの在り方を指摘する声も飛ぶなど、活発な意見が交わされた。
閉会の辞で樫本さんは、「貴重な意見や情報をいただき感謝している」と話し、「これをバネに、夏あかりを観光客や市民から『夏の風物詩』として親しんでもらえるイベントに育てていきたい」とサミットを締めくくった。