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姫路城周辺で「夏あかり」-和風イルミネーションが城下町彩る

姫路城大手門前の「武者溜(だま)り」付近に設置された和風イルミネーションの様子。「姫路夏あかり2012」で

姫路城大手門前の「武者溜(だま)り」付近に設置された和風イルミネーションの様子。「姫路夏あかり2012」で

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 姫路城周辺で現在、あんどんや走馬灯の光で夏の夜を彩るイベント「姫路夏あかり2012」が開催されている。主催は姫路青年会議所。

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 市街地に夜間の観光資源を創出しようと企画された同イベント。同会議所では2008年以来、例年8月上旬に開催される「姫路お城まつり」に合わせ期間中限定で巨大あんどんに点灯するなど、和風イルミネーションの設置で同まつりを盛り上げてきた。

 2011年には、初の試みとしてお城まつりの終了後もイルミネーションの設置を継続。8月中の土曜に限り約800基のあんどんに点灯したところ観光客らの好評を得たことから、今年は「姫路夏あかり」と題しリニューアル。約2週間にわたり連夜イルミネーションを楽しめるイベントが実現した。

 「夏あかり」では、市内の市民団体などが製作したあんどんに加え、同イベントの開催に先立ち募集に応じた市内の小学生親子約200組が手作りした走馬灯も設置。兵庫県立ものづくり大学校(姫路市市之郷)と日本工科専門学校(同兼田)が製作した巨大走馬灯も登場するなど、オレンジ色の明かりが揺れる会場を観光客らがそぞろ歩きを楽しむ様子が見られる。

 「観光客に姫路の夜を楽しんでもらう機会を提供することで市内への宿泊に繋げ、地元経済への波及効果が期待できるイベントに育てたい」と同会議所の樫本晋作さん。「運営面で一部の人に負担がかかるイベントでは、継続して開催することが困難。来年以降の開催に向け、より広く協力を呼び掛けるなど課題をクリアしていきたい」と、夏の新たな風物詩として「夏あかり」の定着に意気込みを見せる。

 点灯時間は18時30分~21時。今月19日まで。

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