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姫路のNPO物産店、移転オープン -無農薬産直野菜を販売、地域情報の発信も

「季節の野菜を食卓に」と、ほほ笑む電博堂スタッフ

「季節の野菜を食卓に」と、ほほ笑む電博堂スタッフ

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 姫路駅前の御幸通商店街で2009年から営業してきた「地産地消の店『たまちゃん街の駅』」が1月31日閉店。2月1日、「街の駅」向かいの「電博堂」(姫路市綿町、TEL 079-287-3123)店内へ地産地消品コーナーを移転開設、約1カ月となる。

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 電博堂は、2003年のオープン以来親しまれてきた地域情報の発信スペース。同コーナーの移転開設を受け同店は、「地産地消の店」運営とともに地域情報の発信を続ける。

 同店内には従来の「街の駅」同様、姫路近郊の生産者による農産品を中心に生鮮食品や加工品が並ぶ。「『街の駅』で売れ筋だった商品を厳選し、提供している」と、同店を運営する特定非営利活動法人(NPO法人)姫路コンベンションサポートの玉田恵美さん(姫路市)。「有機農法や無農薬、減農薬で栽培された『地物野菜』は特に人気で、提供に力を入れている」とも。

 同店近くの官兵衛通りで飲食店を営む加藤元美さん(姫路市)は、「季節ごとに新鮮な野菜が求めやすい価格で手に入るのがうれしい。店頭で野菜の旬を知り、メニューに取り入れることもしばしば」と、同店を訪れほほ笑む。

 「いまが旬の水菜などは、収穫したその日に限り提供する鮮度の高さが自慢。こうして地元の野菜のよさを知ってもらうのも、電博堂による情報発信の一環。これからも播磨の『いいもの』を、より多くの方々に広めていきたい」と、玉田さん。今後は商品開発にも力を入れ、オリジナル農産加工品のほか、地場産業の活性化につながる商品づくりも手がけていく予定だという。

 同店の営業時間は10時~18時。水曜定休。季節の野菜は購入希望者が多く、十分な仕入れがあっても午前中で売り切れることがあるので注意が必要。問い合わせは同店へ。

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