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ど根性大根「大ちゃん」絵本がアプリに-姫路の企業が著者とコラボ

田中健治さん(写真左)とみやざきあゆみさん(同右)。みやざきさんのアトリエ「リーフノート」(姫路市南畝町2)で。7月25日

田中健治さん(写真左)とみやざきあゆみさん(同右)。みやざきさんのアトリエ「リーフノート」(姫路市南畝町2)で。7月25日

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 姫路でアトリエを開く絵本作家・みやざきあゆみさんの著書「がんばれ大ちゃん」が7月17日、iOS向けアプリ「- 読み聞かせ絵本 - 僕が主人公!」のコンテンツ第一号としてデジタル出版された。

絵本アプリになった「大ちゃん」

 「がんばれ!大ちゃん」(恒星出版刊)は兵庫県相生市で2005年8月、歩道のアスファルトを破って発芽・成長したことがワイドショーなどを通じて全国に広まった「ど根性大根」をモデルにした絵本。出版は2006年2月。絵と文を担当したみやざきさんが同市職員だったことでも知られる。

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 アプリは、中小企業診断士事務所「イノベーション・アイ」(姫路市増位新町1)を主宰する田中健治さんが開発。当初はユーザーの肉声を図表などとともに記録するプレゼンテーション向けアプリとしての利用を想定していたところ、「録音機能の活用で、絵本の読み聞かせアプリとしても使えるのではとひらめいた」と田中さん。「地元の作家で著書もあるみやざきさんにアプリ化を打診したところ、快諾を得たことから出版の運びとなった」と振り返る。

 アプリには録音に加え自動読み上げの機能を搭載。録音機能では、絵本のページごとに母親が自らの肉声を録音できるほか、主人公の「大ちゃん」を任意の名前に読み換えることで、読み聞かせの対象となる子どもを絵本の主人公に据えることもできる。自動読み上げでは、アプリが自動的にページをめくりながら、録音機能で入力した母親の肉声で子どもらに読み聞かせを行う。

 「幼少時の私には母親の声が入ったテープを再生しながら眠る習慣があったことから、肉声が再生できるアプリには、魅力と同時に懐かしさも覚えた」とみやざきさん。「アスファルトを突き破った『大ちゃん』の諦めない心や前に進む勇気を生命の大切さと併せ、アプリという新しい形でより広い層へ伝えることができれば」と期待を寄せる。

 価格は350円。AppStoreで販売。英語版と中国語版もある。