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「かかし」招いてひな祭り-姫路の山里に春の訪れ

受付もかかしが務める。姫路の鹿ヶ壺山荘(姫路市安富町関)で開催されている「奥播磨かかしの里ひなまつり」で

受付もかかしが務める。姫路の鹿ヶ壺山荘(姫路市安富町関)で開催されている「奥播磨かかしの里ひなまつり」で

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 立春を迎えた姫路の鹿ヶ壺山荘(姫路市安富町関、TEL 0790-66-3505)で現在、同山荘周辺で暮らす「かかし」を招き「奥播磨かかしの里ひなまつり」が開催されている。

ひな遊びを楽しむ「かかし」の親子

 山荘のある関地区は、市の北西部を占める安富町でも最北の集落。世帯数は30戸で人口は47人(2012年12月現在、かかし除く)。姫路駅前の市街地からは車で約1時間かかる。

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 同集落を訪れる人が最初に出会うのは「かかし」。農作業の合間に休憩する姿や、談笑しながらバスを待つ姿など思い思いのポーズを取りながら、道路沿いや民家の敷地内などで暮らす。かかしの生みの親は兵庫県宝塚市在住の岡上正人さん。2008年ごろからかかし作りに取り組み始めた岡上さんが、「住民」として出身地の同集落へ住まわせた。現在は男女「80人」ほどがそろい、観光客らを迎える。

 「ひなまつり」は2010年に初めて開催。地元住民らが寄贈したひな人形を展示し、客として「かかし」たちを招いた。4回目となる今回は、桃の節句には一足早く1月12日から同山荘近くの「ふれあいの館」で開催している。

 「訪れる観光客は姫路市内からが多い」と同山荘の早柏秀樹さん。「マスコミで『かかしの里』として紹介されるようになってからは、京阪神など遠方から来場する人もある」と話す。

 ふれあいの館内では、壮年男性のかかしがボランティアで受け付けを担当。消防団員を務めるかかし「5人」が警戒に当たる中、ひな人形をはじめ安富町や宍粟市など旧宍粟郡で昭和後期まで人形の代わりに用いたという「ひな飾り」を描いた掛け軸も展示。招かれた親子や夫婦のかかしたちが、訪れた観光客らと共にひなまつりを楽しむ様子が見られた。

 開催時間は10時~17時。火曜定休。3月31日まで。

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