姫路のローカルニュースメディア「姫路経済新聞」が11月15日、配信開始から15周年を迎えた。
姫路経済新聞(以下、姫経)は、国内外で展開するローカルニュースネットワーク「みんなの経済新聞ネットワーク」(本部=東京都渋谷区)の一つ。姫路市内を主な取材エリアとし、2008(平成20)年11月に配信を始めた。情報サービス業を手がけるウエストデータプロ(姫路市飾磨区阿成鹿古)が運営する。
長沼実侑紀編集長は「街の記録係としてローカルニュースの面白さを再確認。ちょっとした街の出来事やハッピーニュースの仕掛け人たちに注目してきた」と15年間を振り返る。
初取材は「姫路城が初めて青色にライトアップ-『世界糖尿病デー』」。姫路の象徴でもある「世界遺産・国宝姫路城」が青くライトアップされた写真と共に記事を掲載。同イベントは今年も行われた。
姫経では現在、記者3人が取材・執筆を担当。情報を収集・提供する外部スタッフ5人の協力を得ながら市内各所で取材に当たる。地元ならではの「まちネタ」を記事化し、平日1日1本を目標に、これまで約2500本のニュースを配信してきた。
工藤武彦記者は「取材という立場で地域と関わることで、今まで知らなかったことに触れられるのは、とても楽しい。新しい店やイベントが開催されるという情報を取材して発信することで、その記事を読んだ人が『行ってみたい』『自分でもやってみたい』と行動に移すきっかけになれば、地域全体の活気が生まれるのでは」とほほ笑む。
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