体験型厨房(ちゅうぼう)スペース「まるふるキッチン」(姫路市飾磨区野田町、TEL 079-234-5681)が10月1日、1周年を迎えた。
運営は厨房機器販売・設計の丸五商会。同社は、1961(昭和36)年に箸や折り箱の販売で創業。1975(昭和50)年に法人化し、厨房機器などの販売を始めた。
同社の強みを生かして、飲食店開業前の人を対象に、「新しい調理機器を使ってみたい」「新しいメニューを開発したい」といったニーズに応え、稼動確認やメニュー開発のサポートを目的にサービス提供を始めた。
同スペースの面積は約16坪。席数は20席。実際の厨房をイメージして、製氷機や冷蔵庫、食器洗浄機、スチームコンベクションオーブン、ディスペンサー、大量加熱調理機、高鮮度維持熟成庫、真空包装機などの機器を設置する。機器の操作や調理を通して、仕上がりスピードや品質、作業効率の向上を確認できる。ラーメン鉢や茶わんなどの食器類やボウル、鍋、フライパンなどキッチン用品も用意する。
利用実績は、1日限定の飲食店営業やユーチューブの撮影、料理教室、学祭前や企業の新商品開発などさまざまという。
社長の瀬尾直弥さんは「飲食店開業を考えている方、料理のスキルを磨きたい方、新しいアイデアを形にしたい方など、気軽に利用してほしい。厨房機器の使い方やメニュー開発をサポートしていく」と意気込みを見せる。
営業時間は9時~17時。利用料は、4時間=5,500円、9時間=1万1,000円。料理教室として利用する場合は、参加者1人につき700円~。