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姫路にロボットが調理するそうめん専門店「ROBO DINING 手延べの掟」

店長の藤岡俊介さん(右から2人目)

店長の藤岡俊介さん(右から2人目)

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 ロボットが調理するそうめん専門店「ROBO DINING 手延べの掟(おきて)」(姫路市呉服町、TEL 079-280-8338)が7月15日、オープンした。

客席のタブレットから注文が入ると動き出すロボット

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 産業機械、省力化装置の設計・製作を手がける地元企業のイトデンエンジニアリング(西庄甲)が直営で手がける。社長の伊藤寿さんによると、姫路市は揖保乃糸の発祥地でありながらそうめん専門店が存在しなかったことや、調理ロボットの需要拡大を受けて、同社の強みを生かして「人が作るよりもおいしく」をテーマにロボットを開発し、同店を開いたという。

 店舗面積は約45坪、席数は55席。厨房(ちゅうぼう)ではロボットがゆでる、洗う、締めるといった一連の調理作業を自動で行う。

 客席のタブレットから注文が入るとロボットが動き出して調理を始める。麺の種類や客の好みの硬さに合わせて、ゆで麺機への投入時間が調整され、麺同士が結び付かないように踊らせながらゆでる。ゆで上がった麺は超音波とマイクロジェットウエーブを使って短時間で洗いながら同時に締め、仕上げはスタッフが盛り付けて提供する。

 調理ロボットは、プログラムに基づいて一貫した方法で調理を行うため、調理者による品質や提供時間の差を防ぎ、どの客にとっても一定の高品質な料理を提供できるという。

 昼メニューは「揖保乃糸」、小豆島の「島の光」(以上、赤帯=380円、黒帯=480円)のほか、天ぷらの大葉、なす、さつまいも(以上100円)、「釜揚げしらす丼」(880円)、「熟成海鮮丼」「熟成ちらし丼」(以上980円)などを用意する。

 夜メニューは「アボカドクリーミー創麺」(780円)、「しらすおろしぶっかけ創麺」「夏野菜の味わい創麺」(以上980円)のほか、地元農家から仕入れた野菜や「姫路和牛」、市内で生産される豚肉「桃色吐息」などを使ったメニューで地産地消にも取り組んでいくという。

 店長の藤岡俊介さんは「播磨の特産品である揖保乃糸の魅力をよく多くの人に知ってもらうために、常に新しいメニュー開発に取り組み、幅広い食べ方を提案していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~15時、17時~21時。

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