姫路市出身の現代アーティスト、松岡裕喜さんのアートギャラリー「Raft Art Gallery(ラフトアートギャラリー)」(姫路市本町)が1月6日、オープンした。
Raft Art Gallery(ラフトアートギャラリー)外観
「姫路から世界へ、世界から姫路へ」をコンセプトに、松岡さんが自身の作品を全国に発信するために開設した。「観光×アート」につながるスポットになるように、姫路城前の本町商店街を選んだという。
松岡さんは土産店「Himejien(姫路縁)」を2019年より運営。「新型コロナウイルスの影響で観光客が激減した中、アパレル販売以外の『何か』を探していた頃に芸術と出合った」と話す。
2021年10月は兵庫県立美術館、2022年3月はドバイで出展。2023年は2月に東京、4月にパリで出展を予定する。
同ギャラリー開設費はクラウドファンディングで資金を調達。300万円の目標金額を大きく超えた1,321万3,000円を集めた。ギャラリー名の「Raft」は日本語で「いかだ」。「みんなでこぎ続ければ、いつか世界へたどり着く」という思いを込めたという。
松岡さんは「オープン後は観光客だけでなく、地元の学生らも来てくれる。アートに興味を持っている人が多いことを知った」と笑顔を見せる。
ギャラリーでは作品も販売しており、今後は企画展などの開催を予定する。
営業時間は12時~18時。展示作品や企画によって営業時間の変動あり。入場無料。