クラフトビール醸造所「Free Spirits Brewing(フリースピリッツブリューイング)」(姫路市久保町、TEL 079-280-2850)が11月8日、自家製ビール「White Castle Ale(ホワイトキャッスルエール」の販売を始めた。
自家製ビール「White Castle Ale(ホワイトキャッスルエール」
神河町(兵庫県)で収穫されたゆず、朝来市(同)の朝倉さんしょうを使った同ビール。店主の宮崎隼人さんは「ゆずの香りを最大限に引き出せるように、果汁だけでなくゆず皮も使った。ビールが苦手な人にも飲みやすい味わいに仕上がった」と話す。
宮崎さんの前職は商社マン。赴任先のアメリカでビール醸造に興味を持ち、神戸のクラフトビール会社に転職した。経験を積み、同醸造所を8月13日にオープン。ビール製造過程で出た麦芽の搾りかすは、近郊の牛舎に飼料として引き取ってもらい、持続可能な開発目標(SDGs)につなげているという。
同ビールは、併設した2階のレストランでグラス(M・280ミリリットル=750円、L・420ミリリットル=1,050円)で提供。レストランのフードメニューは、ミックスナッツ(390円)、自家製ピクルス(450円)、チーズ盛り合わせ(550円)などを用意する。
ドリンクメニューは、自社ビールのほか、愛媛県「DD4Dのビール」や静岡県「DD4Dのビール」、姫路イーグレブルワリー「レインボーショット」、姫路鳩屋麦酒「ペールエール」などのクラフトビールのほか、ハイボール(480円~)、サワー(460円)、焼酎(550円)、ソフトドリンク(350円)などを提供。たる生ビールは常時6種類を用意する。3階には夏季限定でビアガーデンのオープンも予定する。
店内では、近隣の飲食店からデリバリーも受けられるようにした。
宮崎さんは「初仕込みのビールのお披露目ができてうれしい。若手農家ともコラボし、愛媛みかんや青森りんごも使ったビールを作りたい。ビールで多くの人に幸せに感じてもらえるように頑張りたい」と意気込む。11月21日には瓶ビールの販売開始を予定する。
営業時間は17時~22時(土曜・日曜・祝日は14時から)。月曜定休。