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姫路市がフードシェアリングサービス「タベスケ」を導入 食品ロス削減に期待

食品ロス削減マッチングサービス「タベスケ」から協力店、ユーザー登録を行う

食品ロス削減マッチングサービス「タベスケ」から協力店、ユーザー登録を行う

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 姫路市が全国の自治体に先駆け食品ロス削減マッチングサービス「Utteco Katteco(売ってコ 買ってコ)」の運用を3月1日、開始した。サービスは、システム開発会社「G-Place」(京都府長岡京市)の「タベスケ」を利用して運営する。

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 食品ロス削減マッチングサービスはフードシェアリングの一環で、飲食店などの廃棄直前の食品を消費者に安価で提供できるようマッチングする仕組みのこと。市内の食品関連事業者が廃棄の迫る食品を通常価格よりも安価で販売する情報を発信し、消費者(市民)は掲載された希望商品の注文予約をスマホやパソコンで行う。需要と供給をマッチングさせることで、事業系食品ロスの大幅な削減を目指す。

 食品関連事業者が同サービスを利用するには、「姫路市“食品ロス”もったいない運動推進店」への登録が必要となる。同運動は、小盛り、ハーフサイズの設定、食べ残った食品の持ち帰りへの対応、食料品の量り売りやばら売りの実施、規格外商品の割引販売などの推進を図るもの。

 姫路市では、フードシェアリングモデル事業として普及、啓発を通して、売れ残りなどまだ食べられるのに廃棄になってしまう食品を、必要としている人へつなぐことで、食品ロス削減を目指す。

 リサイクル推進課の井上正也さんは「姫路から食品ロスをなくしたい。姫路が成功すれば全国の自治体にも広がることで日本から食品ロスがなくなる」と期待を寄せる。

 同サービスでは協力店、ユーザーの登録を常時行っている。

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