1970(昭和45)年に運行を開始した新快速電車が10月1日に50周年を迎えるにあわせ、9月30日に西日本旅客鉄道・網干総合車両所(揖保郡太子町福地)で、歴代の車両が報道陣に公開された。
同車両所では50周年を記念したヘッドマークを付けた車両223系や新快速として活躍する225系と2000(平成12)年まで新快速として運用した221系の3編成を車両所に留置し、新快速に携わる社員が思い出などを語った。
姫路列車区専門主任車掌の森元克好さんは「新快速はお客さまにとっていわば速達。安心して移動してもらえるよう、これからも使命感を持ち頑張る」と話した。森元さんの息子で車掌の森元啓介さんは「学生のとき、たまたま乗った電車に父が乗務していて、普段と違う姿が印象に残り、こういう姿になりたいと父の背中を追い、入社した」と笑顔を見せた。
網干総合車両所所長の羽田克幸さんは「半世紀にわたりご乗車いただき感謝している。京都線・神戸線のメンテナンスをこちらで一手に引き受け、これらの業務に誇りを持ち、これからも安心感、心地よさを目標にメンテナンスに励みたい」と述べた。
ヘッドマークを付けた新快速は、2021年3月31日まで運行する。