姫路の中心街・西二階町商店街の入り口近くに拠点を置く警備会社「東洋テック姫路」(姫路市西二階町)が9月1日、働き方改革アプリを導入し業務の効率化と顧客サービスの向上に着手した。
法人向けに防犯対策や設備メンテナンスを提供、個人向けにもホームセキュリティー事業を手掛ける同社。タブレットを使った業務が始まるタイミングに合わせ、アプリ「cyzen(サイゼン)」を導入した。社員のGPS情報を得られ、業務報告書の作成もできる機能を使って、緊急出動の際の警備員のアサイン(割り当て)や保守作業の報告書作成の簡便化を図る。
担当者の安川英毅さんは、駆け付け要員の現在地を即座に把握することができるアプリの利用で「通報先に最も効率よくアクセスできる警備員やルートの的確な指示、緊急出動の際の対応スピードが大幅に上がる」と期待する。
また、アプリに顧客情報を登録するようにしたため、顧客の個人情報の記載された資料を持ち運ぶ必要がなくなり、個人情報の紛失リスクが大きく軽減し、従業員の業務効率のアップと顧客サービスの両立に効果を実感しているという。