姫路の化粧品メーカー「しらさぎ化粧品」(姫路市飾東町)が1月28日、姫路城の紋瓦をかたどった「姫路城紋瓦石鹸(せっけん)」の販売を始めた。
馬油を使った保湿基礎化粧品を主力に製造・販売を手掛け、今年で9年目となる同社。「姫路城紋瓦石鹸」は社長の羽山真司さんが姫路城ならではの土産物として姫路城の紋瓦に着目し開発した。
平成の大修理で姫路城の瓦を作った「光洋製瓦」(姫路市船津町)の瓦師(かわらし)の協力で原型を製作し、本物そっくりの質感を出すため竹炭を使い、一つ一つ手磨きでアンティーク加工を施した。大きさは直径約9センチ、重さは約85グラム。
ココナツオイルとオリーブオイルを主成分に、ペパーミントの精油で香りを付けた。紋瓦のデザインは「羽柴秀吉の五三桐紋」「池田輝政の揚羽蝶紋」「酒井忠恭の剣酢漿」を再現した。商品には海外からの観光客を意識し、日本語・英語・中国語で「紋瓦石鹸」「光洋製瓦と姫路城瓦」を説明した紙を同梱する。
羽山さんは「姫路城のお土産として、日本だけでなく海外の方にも喜んでいただきたい」と期待を寄せる。
価格は1,944円。姫路城前にある商業施設「い」内にある「姫路の宝蔵」とインターネットで販売する。