姫路経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、ホルモン鍋の持ち帰り専門店「鍋竜(なべたつ)」がオープンしたことを伝える記事だった。
「鍋竜(なべたつ)」店主の橋本猛さんは、地元の人気焼き肉店「ホルモン竜」を34年間にわたり経営していたが、後継者の店を譲り、持ち帰り専門店を始めた。イートインコーナーもある同店は、野菜セット付きホルモン鍋、白菜キムチ、ニラチャンジャなどを販売し、店内でも楽しめるのが特徴。
姫経2017年は、バラエティーに富んだ飲食店のオープン記事がランキング上位を占めた。1位の「ホルモン龍」をはじめ、3位にテークアウトできるフレンチトースト専門店「Creative French Toast by Room.(クリエーティブフレンチトーストバイルーム)」、5位には、その日の食材でメニューを決めるレストラン「Core(コア)」がランクインした。
ランキングは1月1日から12月15日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1.姫路・京口駅前にホルモン鍋店 イートイン併設・持ち帰り専門店(7/6)
2.姫路のみゆき通り商店街にラーメン店 チェーン展開視野に2店舗目(1/23)
3.姫路・別所にフレンチトースト専門店 テークアウトにも対応(4/3)
4.姫路「リオス」に複合レジャー施設 「大人の雰囲気」演出(7/4)
5.姫路・十二所神社近くにメニューのないレストラン お家ごはん目指して独立(11/7)
6.姫路・呉服町の日本料理店がランチ開始 季節の懐石料理を提供(3/8)
7.姫路に梅酒飲み放題店 時間無制限、梅酒専門店「へのへのもへじ」が姉妹店(3/7)
8.姫路・十二所線沿いにラーメン店 大阪で13年の修業を経て独立(1/12)
9.ピオレ姫路に「H&M」 890人が行列(3/19)
10.姫路・魚町のうどん店がランチ営業 移転前の定食メニューも復活(11/13)
2位は、揖保乃糸の手延べ中華麺「龍の夢」かちぢれ卵麺の生麺が選べるラーメン店「マコハレ亭」がみゆき通り商店街にオープンした記事。姫路グルメポーク桃色吐息を使った名物の豚そばを提供するなど地元食材へのこだわりが関心を集めた。
4位の商業施設「姫路リオス」内にオープンした複合レジャー施設「レインボーワールド姫路店」は、シックな木彫の壁、照明や広い空間で「大人の雰囲気」を演出。カラオケ、ボウリングのほか、ダーツ、卓球、ビリヤードが楽しめるとあって、初めて訪れたユーザーの喜びの声を伝えた。
姫路駅前街区の整備に伴い、「H&M」姫路店がピオレ姫路にオープンした際、 890人が行列を作った記事が9位に入るなど、引き続き駅前を中心とした商業動向から目を離せない感のある2017年。来年3月には「ホテルモントレ姫路」が姫路駅前にオープン予定で、観光面の課題だった滞在型観光の増加に向けた取り組みがどのように進むのか注目したい。
2018年も広域姫路圏の動向を「街の記録係」として、いち早く伝えていきたい。