「日本三大けんか祭り」の一つに数えられる姫路市の松原八幡神社(姫路市白浜町)秋季例大祭「灘のけんか祭り」が10月14日・15日の2日間、行われた。
今年は両日で約15万人が来場。両日とも晴天に恵まれず、本宮の15日は降雨の中で繰り広げられた。
本宮では、今年の練り番である松原地区の練り子らが、同神社近くにある御旅山の練り場で雨天を吹き飛ばすように3基のみこしを激しくぶつけ合った。その勇壮な姿に詰め掛けた観客から大きな歓声と拍手が上がった。その後、7つの地区の屋台が練り場に登場。中には今年24年ぶりに新調した宇佐崎地区の白木の屋台もあり、氏子の「ヨーイヤサー!」という掛け声とともに屋台の練り合わせで観客を魅了した。
姫路市内から訪れた阿部賢治さんは「市内にいながら初めて生で見た。会場の熱気で雨も吹き飛んだ感じ。この臨場感は最高」と興奮冷めやらぬ面持ちで話していた。