姫路城北の「シロトピア記念公園」（姫路市本町）で5月14日・15日、全国各地の工芸作家が集まり作品を展示即売する「ひめじアーティストフェスティバル」が開催される。主催は、ひめじアーティストフェスティバル実行委員会。

自作のトンボ玉を飾った手縫いによる革財布。

　同公園で2000年から恒例だった前身の「ひめじクラフト・アートフェア」が昨年終了し、志を受け継ぐ作家らが新たに実行委員会を結成。「野外イベントは若手作家にとって広く発表できる場」と応募を呼び掛け、北海道から鹿児島の全国各地から148組の工芸作家が出展する。

　「ものづくり作家が姫路に集い、姫路で輝く」をうたい文句に、木工、陶芸、ガラス、皮革（ひかく）、染織（せんしょく）、金工など趣向を凝らした自慢の作品を一堂に展示即売する。会場内では、木のスプーン作りなどが体験できるワークショップや、姫路のご当地グルメを集めた22ブースが出展。当日は授乳室や休憩室のテントも用意し、来場者がゆっくりとブースを回りながら買い物やグルメを楽しむことができる。

　実行委員長の円司（えんじ）さんは「『つくる』人と『つかう』人が出会い、つながり、交流することで手仕事の良さや温かさを多くの方に知っていただきたい」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は、14日＝10時～17時。15日＝9時～16時。入場無料。雨天決行。